複数の胃カメラ
お医者様によって胃カメラの苦しさが違うことを体験したお話です。
目次
ピロリ菌検査
先日胃カメラを飲みました。
きっかけはネットで見かけた情報でした。
胃がんの大部分はピロリ菌が原因であり、検査でピロリ菌が見つかれば飲み薬で除菌できるのだとか。
そういえば私もかつて胃カメラでピロリ菌の診断を受けたことがありました。
その後何か薬を飲んだように思いますが除菌はしたのでしょうか。
よく覚えておりません。
それに人間ドックで毎年診断されている逆流性食道炎も、放置しているとがんになる可能性があるらしいのですが、自覚症状がないのを理由に特に治療を受けておりませんでした。
この機会に検査・治療を受けてまとめて直してしまいましょう。そう思い近所に消化器内科を探して受診してまいりました。
初めて行く病院の胃カメラ
診察を受けて胃カメラを予約。
鼻から入れるタイプを推奨しているようですが、口からを選びました。
なにしろ前回人間ドックで鼻から入れた際は20分間近い苦闘になりました。
その時のお医者様のコメントによると、私の胃はねじれており、鼻からの胃カメラは細いので腰が弱く、奥に押し込むのが難しいとのこと。
さらには腸の消化液が胃に逆流して溜まっているとのことで、それを胃カメラで吸い出す必要があるが、鼻からの胃カメラでは吸い出しに時間がかかってしまうとのこと。
あの長丁場の苦しみはこりごりです(口からでも10分間以上の苦闘だったのですが。ちなみに来年は鎮静剤を使うことを宣言されております)。
胃カメラの結果
やはり今回も苦しみました。
我ながらうめき声を終始止められません。
ただし時間は5分間程度。随分と短かったです。
胃だけだから?と思いきや、聞けば腸内も診てくれたとのこと。
診察室に移って診察結果の説明を受けます。
お医者様いわく逆流性食道炎がないとのこと。
確かに見せて頂いている写真にも炎症らしきものが見当たりません(私が見てわかる程度は限られておりますが)。正直意外です。
ここ半年弱の間、毎晩苦心しながらも上体挙上で寝るようにしていたのが功を奏したのでしょうか。
また、逆流した腸の消化液(緑色っぽい)が胃に付着して見づらい、という注意点はあるものの、胃や腸にこれといった異常はないとのこと。
さらに、鼻からの胃カメラは確かに腰が弱いところがあるが、私の胃を鼻からの胃カメラで診られないことはないだろうとのコメントでした!
ピロリ菌については採血して後日結果が分かります。
昔から胃腸にあまり自覚症状がないので定かではありませんが、写真で見る限り私の胃はなぜか良くなっているようです。
お医者様による胃カメラの違い
今回のお医者様の胃カメラと、毎年通っている人間ドックの胃カメラ、どちらが優れてどちらが正しいのかについては確信はありません。
今回のお医者様の側の方が(比較的)ずっと速くて楽でしたが、もしかしたらそれは人間ドックのお医者様の方が時間をかけて細かく見ているからなのかもしれません(受けた本人としてはその可能性は低そうな気がしておりますが)。
確かなことは、お医者様によって胃カメラの苦しさの程度は随分異なることです。
とりあえず来年の人間ドックは鼻からの胃カメラを受けられる別の病院を探すことにします(今回行った病院は人間ドックはやっていない模様)。
願わくばそのお医者様の胃カメラが苦しみが少なく(鎮静剤でも使わないことには、まったく苦しくないということはあり得ないようです)、なおかつしっかりと診察して頂けますよう願います。
~補足~
人間ドックにおける胃の検査方法には、胃カメラ(内視鏡検査)の他にバリウム(造影検査)があり、バリウムというX線を透過しない物質を含む液体を、発泡剤(ガスで胃を膨らます)と共に胃に収めた状態でX線を連続照射して検査します。
胃カメラとバリウムはどちらかを選べばよいので、胃カメラが嫌ならバリウムを飲めばよいのですが検査性能的に胃カメラにはかなわないようです。
仮にバリウム飲んで異常が見つかった場合には二次検査として胃カメラを結局飲むことになります(逆はまず無い)。それなら最初から胃カメラを選びたいですし、万が一にもバリウムで異常が見つからなかった(見過ごされた)としたら大変です。
また、X線を浴びること自体があまり体に良くないようですので、健康にまったく自信のない私としては苦しみながらも胃カメラを今後も選び続けることになります。