湊公園(茨城県ひたちなか市)
気になっていた公園を訪問しました。
湊公園(茨城県ひたちなか市)
水戸藩二代藩主の徳川光圀公が建てた水戸藩別邸「夤賓閣(いひんかく)」。
その焼失した跡地を整備して造られたのが、この「湊(みなと)公園」。
"海の見える松の公園"として親しまれているとか。
目次
多目的広場
広々とした青空の下、木々の合間はるか向こうに海が見えます。
湊御殿(みなとごてん)の松
光圀公により明石から取り寄せ植えられた黒松です。写真のものを含め12株残っており、樹齢は300年以上。茨城県内有数の巨木老松とのこと。
夤賓閣(いひんかく)跡
跡地を示す石碑が一つ。
夤賓閣は元禄11年(1698年)に建設された建坪約300坪(1,000m^2)の広大な別荘で、接待や静養、海防の要所として使われていたようです。
幕末元治元年(1864年)の騒乱で焼失し、明治30年(1897年)に湊公園が開設されました。
日和山(ひよりやま)秋月
石碑裏側の丘を登ります。
湊八景史跡「日和山秋月」。「日和山」はこの公園のある高台一帯を呼びます。見晴らし良く、月夜はきっと美しいのでしょう。
海門橋(かいもんばし)
起伏が多い公園内から赤い橋が見えます。那珂川(なかがわ)河口に架かる「海門橋」です。明治28年(1895年)の初代開通から現在は5代目になります。
文学碑
前述の海門橋絡みの文学碑です。与謝野晶子の短歌と、小山いと子の小説「海門橋」抜粋が記されております。
余談
前から気になっていたお店があったので道中で買いました。ねっとり柔らかで甘い丸干し芋(紅はるか)を公園で美味しくいただきました。
水分を飛ばして嵩を小さくしておりますが、元々は芋丸ごと。なかなかの腹持ちです。