気力が損なわれがちな季節
今週のお題「秋の空気」
寒いです。
目次
行動が鈍る季節
夏の暑さの下では過熱の恐れから行動を鈍くせざるを得ないとも思えておりましたが、冬に向けて寒くなりつつある、もの悲しい気分になりがちなこの季節には気力が損なわれる意味で腰の重さが大変なものです。(水浴びはさておくとして)。
行動に移すべきあれこれについて、大抵のことにいちいちだらけて時間を無駄にしていることに気づきます。
元々精神的に参っている時には何をする気にもなくなってしまいがちだったのですが、季節を通して気力が損なわれてしまっている今日この頃は慢性的にそのような状態にあるのでしょう。
実証(じつしょう)と虚証(きょしょう)
東洋医学からきている考え方に、"実証"と"虚証"なるものがあるそうです。
※もとが古いだけにいろいろな解釈されて広まってしまっているようですのでここで書く内容が必ずしも正しい、ともいえません。
"証"は状態を示す字だそうです。
"実証"の人は行動的、体力があり、疲れにくいのに対して、"虚証"の人は虚弱気味、体力がなく、疲れやすい。
社会的に成功して歴史に名を残すような人はだいたい"実証"側に分類されるそうで良いこと尽くしのようですが、元気すぎて自分の不調を見逃しがちで、気付いた時には手遅れ、ということにもなりがちだそうです。逆に"虚証"の人は自身のかすかな異常を敏感にとらえることができ、病気の早期発見につながるのだそうです。
気力が損なわれている季節だからこそ
気力が活発であれば充実した一日を送ることができますが、秋の気力が損なわれているときはそれはそれできっと普段では気付けなかった危険や心配事や将来の不安に気づいたり対策を考えたりできることでしょう。
何時までにこれとこれとを完了させる、という制限時間を毎時設定することがいまのところわりと有効です。
精神的に参っている時の対策のつもりで、焦らず冬に向けて過ごしていくことにしましょう。