『図解「ROEって何?」という人のための経営指標の教科書』
金融投資の勉強です。
目次
日商簿記3級はとったけど
個別株に投資するには圧倒的に知識不足なわたしです。
企業の経営指標を財務諸表から読み解く必要があるのですが、日商簿記3級だけでは歯がたちません。
(投資信託を積み立てるだけならその辺の知識は必要なかったのですが)
(日商簿記3級を取得したお話→ 日商簿記検定3級を受験した感想など - sozoro-Lifehack )
それどころか試験で学んだ知識も、使わないままでは頭から抜けていってしまいます。
どんどん知識を補いつつ活用をめざします。
「ROEって何?」
『図解「ROEって何?」という人のための経営指標の教科書』(著者:小宮一慶、発行所:株式会社PHP研究所)
とあるYoutube動画からの紹介からこの一冊を手に取りました。
ROEとは「Return On Equity」の略で、「株主が会社に預けているお金を使って、どれだけリターン(利益)を稼いでいるか」を見る指標です(「率」ですので、「〇%」という形で表されます)。
(第2章「注目の経営指標「ROE」を完全理解する」より)
上記抜粋のように、ROEは企業の収益力を示す指標で「自己資本利益率」または「株主資本利益率」とも呼ばれます。
この指標は
「その企業が自分たち(株主)が企業に預けているお金で、利益をどれだけ効率よく稼いでくれているか」
を示します。
ROEが高いほど効率が高く、一般的には良い評価になるのですが自己資本を減らすことでもROEを高くすることが出来てしまいますのでROEだけを見ていれば良いということにはなりません。
本の内容と感想
この本では知識の前提となる財務諸表の読み方を説明した上で、ROEを説明してくれます。
さらにROEに関連する経営指標企業分析に活用できるその他いくつもの経営指標についても解説してくれており、初心者にもわかりやすい表現ですが、だからといって簡単な内容ではありません。
初心者がこれを一気に読んで内容全部を身につけるのは難しそうです(わたしは途中で息切れしました)。
それだけ内容が充実しているのですが、逆に言えばこの一冊を身につけることができればかなりの知識が得られるのではないでしょうか。
わたしも一度読み通したものの、内容を覚えた、理解しきれたとは言いがたい有り様です。
立て続けにインプットだけしていても身につかないのは試験勉強と同じことです。
手元の銘柄を前に経営指標を照らし合わせつつ、この本を2度3度と読み返していこうと思います。
~以下日商簿記検定3級受験関係の記事です~