胃カメラの苦しさに病院間で差を感じました
胃カメラ（胃の内視鏡検査）は病院によって苦しさに差があるようです。
目次
そもそも胃カメラではなくバリウムでは駄目なのか
人間ドックの受診における胃の検査は胃カメラ（内視鏡。非対応の病院あり。さらに”口から”、”鼻から”を病院によっては選べる）とバリウム（重金属であるバリウムを飲んでのＸ線透視検査。大抵の病院で対応できる）の二択が一般的です。
どちらもくせの強い検査なので人によって苦手は異なりますが、筆者の周囲では胃カメラを”とても苦しい”という人が多いようです。
そんな苦しい胃カメラでの受診をあえて選ぶ理由は、もう一つの選択肢であるバリウムが次のように後にひくからです。
バリウムで異常が見つかったら胃カメラで精密検査しなくてはならない
・・・だったら最初から胃カメラを選んだ方が手間が少ないのです。
バリウムは程度が弱いとはいえ人体に悪影響あるＸ線を浴びる
・・・原理上どうにもなりません。
バリウム検査後は下剤を飲んで、バリウムを体外に排泄しなくてはならない。
・・・下剤の効果が出るまでに家に帰り着かなくてはならないので寄り道は怖いですし、下剤の効果がなくなるまでうかつに外出もできません。それに水分を大量に飲んでバリウムを排泄しなくてはなりませんが、下剤の効果が弱くて排泄できない場合はバリウムが体内で固まってしまう恐れもあるとのこと。
病院（医師）によって胃カメラにどのような差があるか
統計をとるほど数をこなしたわけではありませんが、これまで３つの病院（Ａ～Ｃ病院とします）で胃カメラ受診しました（詳細は「胃カメラ受診の履歴」の項目参照）。
口からであろうと鼻からであろうと、胃カメラがとても苦しいことには変わりありませんが、Ｂ病院（個人営業なので担当医師１名）だけは検査が１０分以上難航します（
当然、検査時間が伸びてとても苦しい時間が長引きます）。
Ｂ病院では最終的に、鼻からは困難（鼻用の内視鏡は細くてこしが弱い）なので口からの内視鏡を選び、なおかつ鎮静剤要*1との判断が出ました。
ですが同年再検査で口からの胃カメラを受診したＣ病院では、別段鼻からの胃カメラが無理な胃ではないとのコメントあり、翌年（今年）のＡ病院での鼻からの胃カメラは別段難航することなしに完了しました。
胃カメラ受診の履歴
胃カメラ（口から） Ａ病院 ２０１５年人間ドック
胃カメラ自体が初挑戦。
普通にとても苦しい。
胃カメラ（鼻から） Ｂ病院 ２０１７年人間ドック
Ａ病院に無かった鼻からの胃カメラ（口からに比べて楽らしい）に初挑戦。
十数分間の悪戦苦闘。かえって苦しい。
胃がねじれていて鼻用の内視鏡（ 細くてこしが弱い）では胃を通すことが困難、との医師コメント
胃カメラ（口から） Ｂ病院 ２０１９年人間ドック
同病院で口からの胃カメラ。
やはり難航。とても苦しい（鼻からよりは少しまし？）
反射が強いので次からは鎮静剤（意識を失う）を使うとの医師コメント
胃カメラ（口から） Ｃ病院 ２０１９年再検査
再検査で近所の消化器内科Ｃ病院にかかる（人間ドックは扱っていない）。
"鼻から"も選べたが、難航するのは嫌なので口からを選択した。
普通にとても苦しい。だが難航せず。
鼻からの胃カメラで対応できないような胃ではないとの医師コメント！Ｂ病院の胃カメラだけ特別なのでは？という疑惑に至る。
※その時の記事：複数の胃カメラ - sozoro-life
胃カメラ（鼻から） Ａ病院 ２０２０年人間ドック
再びＡ病院を受診。
Ａ病院も鼻からの胃カメラが使えるようになっていたので、鼻からを選択（Ｂ病院の他では初）して無事完了。
普通にとても苦しい。だが難航はしない。
胃カメラについてまとめ
当然と言えば当然なのでしょうが、病院によって胃カメラに技量なり設備なりに由来した差があるのでしょう。
Ｂ病院で鎮静剤付きの胃カメラを受診するのがもっとも苦しくない選択なのだろうとは思いますが、医師の技量的に不安を覚えたことと鎮静剤への抵抗があるため、今後はＡ病院で鼻からの胃カメラを選ぶつもりです（都会ならもっと選択肢があるのでしょうが、筆者の地域では胃カメラ付きで人間ドックを受けられる病院が少ないのです）。
もしも、胃カメラを受診するたびに必要以上に苦しんでいるのではないか、という方はネットや口コミで評判を確認しつつ、他の病院でも受診してみることをおすすめします。なにしろ胃カメラはそれ自体とても苦しいので、少しでも苦痛が少なくすむならそれにこしたことはないでしょうから。
