sozoro-Lifehack

生活改善の知恵を集めて試して発信します

ゲームなど物語に逃げ込んでしまう自分の危険性

今週のお題「ゲーム」

ゲームに限ったことではないのですが、私は人生を放り出して物語世界にのめり込んでしまう傾向があります。程度に差こそあれ、皆様も同じ人間ですのでご注意ください。

 

目次

 

物語世界に負ける現実世界の生活

何が問題かと言えば、ゲーム*1(小説、まんが、アニメ、映画、舞台演劇。果ては詩、短歌、俳句すらも同様かもしれません)の登場人物が物語世界で活躍する日々に比べて、私が現実生活で過ごす日々が圧倒的につまらない点です。

 

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ヴァリアントでは「omake」をプレイしておりました。

※「Elona」。のめり込んだゲームの一つです。

 絵を描くにあたって久しぶりにネット検索してみましたが、今でも更新を続けているヴァリアント(改造版)があるようですね。2019年には中国でモバイル版が出たとか。

 何度もゴミ箱に捨てながらも、何度もキャラクター作り直してプレイし直した中毒性の高いゲームです。こんな記事を書いておいて紹介するのもなんですが。

 

「私」というキャラクターに魅力がない

ガチャで引き当てたキャラクターでゲームを進める種類のソシャゲー(ソーシャルゲーム)で例えるなら、引き当てた(それも唯一の!)キャラクターの能力値が低すぎて序盤のイベントすら突破できない有様です。

それでもそのキャラクターに愛着あれば何とか工夫して成長させつつ高難易度の攻略を楽しむことが出来るかもしれませんが、「私」というキャラクター自体(含キャラクターデザイン)気に入りません。

気に入らないキャラクターでは、ゲームプレイすることが苦痛になり、プレイに熱が入らないことでキャラクターに経験値がたまらず、レベルも上がらず能力値は低いままです。

 

私が今までにいくつものソシャゲーで引き当てたキャラクター達を「私」と一緒に魅力度順に並べた場合、「私」はダントツで最下位でしょう。

 

「世界」を(「私」が)楽しめるように設定されていない

チュートリアルが用意されてなかったり、十分理解できるよう説明されてないので、

自由度が高すぎて何をしてよいかわかりません。

それでいて時間経過は絶対であり、セーブできなければやり直しも出来ない(世のゲームでもそんなシステムを採用しているものがあるでしょうが、それでもゲームである以上はプレイヤーが楽しめるように作られているはずです)

 

物語世界では現実で手に入り難い理想がすぐに手に入る

うだつの上がらない現実の生活の中で、このままでは嫌だ、と上昇志向を持ったとします。

例えば「ともだち」が欲しい。魅力的な「恋人」が欲しい。刺激的な「スリル」が欲しい。「成長」による「達成感」が欲しい。

ゲームを起動すればそれらをすぐに、しかも安全に味わうことができます(作品は選ぶ必要ありますが)。

小説、アニメ、映画ではゲーム要素すらないのでもっと簡単に味わえます。謎解きもレベル上げもありません。

あえてしんどい思いをしながら「私」なんかを動かすより早くて確実なのです。

 

それでも理想的な物語世界をあえて捨てる

こんなにも物語世界は魅力的ではありますが、残念ながら本体である「私」は現実世界から離れられません。「私」が破滅してしまえば(飢えでも、病気でも)物語世界を楽しむどころではありませんので、いくら魅力なくても現実世界で「私」を充実させなくてはなりません。

ゲームはそのゲームをプレイする時間に応じて上達していきます。それと同じで現実世界の「私」の能力が低すぎるなら、なおさらこの魅力のない現実世界での生活に充分な時間をまわす必要があります。

 

そこで、必要な目的無く物語を手に取ることを制限しました(なお「楽しい」、「気晴らし」は必要な目的に含まれません)。

 

今までにネットを漁ってはプレイしていたRPG、シューティングゲーム(これもストリー性があるのです!)などジャンルを問わず(ほとんどを)やめました。

 

まんがや小説も、自己啓発などの学習(あるいはそれに代わる目的。例えば「特定の地域」への興味)を伴わないものは、推理だろうがホラーだろうが読まないことにしました。

 

映画も必要な内容(例えば「特定の歴史」への興味)を学ぶ、あるいは知人から勧められたもの(話題作りのため)だけを観ます。

 

※ここで注意するべきは必要な目的という点です。「第二次世界大戦時期の軍艦や海戦の知識が身につく」、「花の名前を覚えられる」などは人によってゲームプレイの目的になるかもしれませんが、私には必要ありませんので却下です。

 

物語を捨てて「私」に注力した後

制限はじめてから5年程度です。

道半ばですが、ゲームキャラクターのレベル上げではなく、現実の「私」に費やす時間ばかりになりました。

 

社会で生きるのに役立ちそうな技能を手に入れつつあります(自動車運転、初心者程度のゴルフ、下手ながらもカラオケに行ける程度の歌唱、酒の席に参加できる程度のアルコールへの慣れ、電験三種、etc...)。

能力を高く維持するための習慣も始めました(HIIT、コンビクトコンディショニング、断捨離、舌下免疫療法、etc...)。

日々に楽しさを見つける心がけとして、当ブログも書き始めました。

 

これらは、暇(会社の拘束時間を除いた時間ほぼ全部)さえあれば物語世界にのめり込んでいた頃にはほぼ取り組まなかった活動です。

中には後から見れば外れとなる活動も含まれるのでしょうが、それでもいくつかの当たりを引けるだろうと考えております。

 

物語の世界とは比べようもありませんが、それでもそんな現実の「私」の日々もそれなりに味のあるものだと感じながら過ごしております。

 

 

※ 「マンガで分かる心療内科 依存症編(ネット・スマホ・ゲーム・ギャンブル・ポルノ)」(ゆうきゆう著 ヤングキングコミックス)

ゲームをやめようと思い立ったあとも、何度もゲームに手が伸びてしまっていた頃にこの本を読みました。とてもわかりやすく、すぐに読めて説得力もある良書です。

私同様の人や、なんとなくでも危機感を感じている人にもおすすめです。

*1:ここではストーリー重視のRPG(RollーPlaying Game)あたりを主に指しております