単身者がロボット掃除機を購入しました
所有者の意識的な変化込みで、意外と有意義です。
目次
購入前
単身者向けの1Kアパート住まいを毎朝出勤前にフロアワイパーで床を拭いておりました。
(「クイックルワイパー」これはこれでお勧めです。フロアワイパーの原理は単純なのでどのメーカの商品を選んでも同じと思いきや、細部にわたって使いやすさ向上の工夫が施されております)
手早く済ませれば5分間。
フロアワイパーならロボット掃除機が入り込めないような狭い隙間でも掃除できますし電力も必要ありません。水拭きしたい場合はウェットタイプのシートを使うか、しっかり拭きたければ10分間で雑巾がけできます。
ロボット掃除機を導入する必要性はとても低いと思っておりました。
(吸引タイプの掃除機は随分昔に捨てました)
購入の動機
複数のインフルエンサー様のおすすめに乗りました。
時短ができる、やはりこれが魅力です。
ただし前述の通り効果は疑問視しておりました。
毎朝5分やそこらで済ませている掃除をわざわざロボット掃除機を使ってどれほどの意味があるのか。しかも狭い場所や段差の先にあるトイレや土間はロボット掃除機が入り込めませんので、相変わらず自分で掃除することになります。
インフルエンサーの方々は所帯持ちの割合が少なくありません。子育てするほどの広さの家とは条件が違うだろうと思い、購入まで随分迷いました。
購入した商品 Dibea製 D850
リンク先の商品ページには「Dibea ロボット掃除機 畳 フローリング掃除 水拭き 空拭き 1台4役 タイマー機能 自動充電 お掃除ロボット 静音 長期間稼働 リモコン操作 パワフル」と、長い題目がつけられております。
Dibea(ディベア)は中国メーカですので商品ページの日本語もたどたどしくはありますが理解できる程度と思います。具体的型式"D850"を見つけられないのは難点ですが。
ロボット掃除機自体初めてですので他との比較はできないのですが、使ってみるとなかなか良いです。例によって低価格帯を狙った選択ですが、より価格帯の高い製品はさらに良いのかもしれません。
コンセントに電源ケーブルをさした充電台を室内の任意の場所に設置。掃除機本体の電極を充電台の電極上に乗せて充電開始。本体のSTARTボタンを押す、もしくはタイマーをかけておくことで指定時刻から掃除を開始。2時間くらい?(恐らくバッテリー残量が一定以下になるまで)室内をアルゴリズムに従って動き回り、自動で充電台に戻ります。
掃除開始すると掃除機本体下部前面のサイドブラシを回転させながら動き回り、ごみ吸引を続けます。説明書によれば吸引は何かしら強弱を調整をしているとのことですので一律ではないらしいです。
シート状のモップが本体下部につけられており、数十mlの水をタンクに蓄えることができます。掃除機が室内を動き回ることで同時に水拭きができます。
次第にモップが乾きますので、そうなると自然と乾拭きに変わります。
購入した商品について感想
私が吸引タイプの掃除機を手放した理由の一つが掃除に時間がかかることでした。フロアワイパーや雑巾であればさっと拭くだけで良いのですが、掃除機はゆっくりとヘッドを動かし、単位面積あたりに一定の秒数風が当たり続けるようにしなければ十分にごみを吸引できません。よって人力で掃除機をかけようとすると、狭い部屋でも随分と時間を費やしてしまいます。さらに騒音も相応に発生しますので、朝の出勤前に掃除する、もしくは深夜の帰宅後に掃除するということが出来ないため、休日にしか掃除できないという不自由な事態になりがちです(その休日ですら早朝から出かけてしまう可能性はあります)。
ところがこのロボット掃除機ならば2時間?くらいかけて掃除してくれますので、ゆっくりヘッドを動かす必要のある吸引タイプの掃除とはとても相性が良いのです。
前述の通りタイマーで開始時間を設定できますので、騒音は不在の時間帯に発生しますので問題ありません。自分自身すら不在であれば掃除機によって巻き起こされるほこりを吸ってしまう恐れもありません。
フロアワイパーが苦手とする、砂粒のように不織布に引っ掛かりにくいごみも吸引できるので、範囲は限られるものの掃除状況は良好です。
購入後の生活
購入した以上は活用しなければなりません。床置きしている物があるとロボット掃除機が掃除できませんので部屋を片づけました。
今年夏頃から断続的に進めていた断捨離を再開してさらに持ち物を捨てました。
ドラム式洗濯乾燥機の導入により、室内の洗濯物干しとして使っていたハンガーラックを空けて床置きしていた服をかけ、収めていたほこりだらけの段ボールを捨てました。
メタルラック(D850は7.5cm以上の高さがあれば下をくぐれます)を購入して、床置きしている雑貨を載せ、収めていた形の崩れた段ボールを捨てました。
。。。はっきり言ってこの片づけこそが肝です。
毎朝の掃除は続けておりますが、ロボット掃除機にできない掃除を心がけます。
棚や照明などにはたきをかけてほこりを床に落とし、フロアワイパーで狭い家具の隙間や土間を掃き、トイレを掃除します。
それまでは毎朝の床掃除だけで掃除した気になっておりましたが、今にして思えばそれ以外の部分はわりと無頓着でした。
出勤前にロボット掃除機から外したモップを濡らしつつ水タンクに給水して取付けます。
タイマーによって掃除開始されたであろう我が部屋がどれだけ上手く掃除されたかは帰宅後の楽しみですらあります(最初の内は充電台に戻らず家電の電源ケーブルに引っ掛かって止まっているロボット掃除機をよく目撃しました。電源ケーブルを床に垂らさないことが肝心です)。
まだ床置きや本棚に捨てきれない本が溜まっております。
寝具も床置きでロボット掃除機の掃除範囲を阻めてしまっておりますし、押し入れは詰め込んだ雑貨で一杯です。
来年にはこれらも消化して、より快適な住環境を目指したいと思います。