舌下免疫療法(スギ花粉対策)はじめました
割と唐突にはじめました。
目次
舌下免疫療法をはじめたきっかけ
きっかけは職場での会話で、効果あったとの体験談を聞いたことでした。
知識としては知っていたのですが、その知識の範囲では治療にかかる時間・期間、費用、それに対する効果から考えるとあまり印象は良くなかったのです。
その良くない印象をあえて消極的に書いてみます。
・3年間?程度、年中毎日投薬し続ける必要がある。
当然、年中定期的に通院して薬をもらい(買い)続けなくてはならない。
・それに対して楽になるのは春先の2月~4月の期間だけ。
治療の対象にヒノキ花粉は含まれないので3月~5月は何も変わらない。
・効果は完全ではなく、花粉対策のマスク(ゴーグルも?)や対症薬を使わないといけないことに変わりはない。
・効果は永続せず長い人でも7年間?程度。
・効果の程度や期間には個人差があり、3年間の投薬を続けてもあまり効果がない可能性あり。
。。。今見ても間違ったことは書いていないはずです。なのですが、今回少々認識を改めました。
一番の理由は、効果あったと勧めてくれた方が治療に好意的であったことです。
この方も発揮された効果は"それなりに"とのことで、完全ではないのだそうですが、それでも投薬を続けているとのこと。
前述の知識は当然承知の経験者が、しかも時間やお金に対する価値観がさほど私とも違わない人が勧めてくれるとなれば私も治療に後悔することはないのかもしれません。
もう一つの理由が有給休暇の消化に対する意識です。有給休暇は毎年ほとんど消化できずに消えていきます。
近年の記憶では病気関係の理由でしか取得しておりません。これはいけません。
働き方改革で義務付けられた年5日間はもちろん、残りの日数についても取得した方が取得しないよりかなりお得であることは当然です。
職場での立場が弱い私でも、病気関係が理由ならば有給は取得しやすそうですので、この機会は活用することにします。
耳鼻咽喉科へ
病院の受付で問診票を書いて待ち、別室で舌下免疫療法についての15分間のDVDを観ます。
再び待って医師の診察を受けて血液検査の採血。
いったん会計を終わらせて病院の近くの薬局で薬をもらい(買い)ます。
再度病院の受付で待って、医師の前で最初の投薬です。
シダキュア
薬は「シダキュア」。錠剤タイプです。
昔は液体タイプが一般的だったそうですが、最近はこちらが主流なようです。
割れやすい・溶けやすい錠剤を舌下に1分間保持して飲み込み、その後30分間は受付で待ちつつ、途中看護師さんに声掛けしてもらいます。
この投薬はスギ花粉のアレルゲンを積極的に(今後継続的に)摂取することにより、スギ花粉に体を慣れさせる療法です(「減感作療法」)。よって最悪アナフィラキシーショックなどの強烈な反応を起こしてしまう危険性があります(ほとんどないそうですが)ので、初回の投薬には私自身少々の不安がありました。
無事初回の投薬を終えて次回の通院は一週間後です。
これからは毎日の習慣に舌下免疫療法が加わります。
替わりとして来年、は間に合わないでしょうが、再来年あたりのスギ花粉の季節に少しの楽しみが加わりました。