自家用車を持つべきでない理由と、それでも持っている理由
今週のお題「わたしと乗り物」
目次
自家用車の所有について
自家用車は持つものではないと考えておりました。
理由はそれを非合理的であると考えているためです。
今でもその考えは変わりませんが車を購入して運用しております。
主に過去の自分に向けて以下そんな話を書いてみます。
自家用車を持つべきではない理由
1.コストが高すぎる
これは様々な方が指摘しているように、税金、車検、駐車場代など、本体やガソリン代にとどまらない金食い虫です。
田舎住まいでも鉄道駅とスーパーに近い物件に住めば自転車と組み合わせて(その組み合わせが不可である場合は降参ですが)生活はどうにかなります。
私自身、仕事柄田舎住まいの連続ですが、実際どうにかなっておりました。
2.事故のリスクが高い
運転歴何十年のベテラン(場合によってはプロの)ドライバーですら事故を起こします。
自分が万全の運転をしていても死亡事故を回避できない例はいくらでもあります。
ミスさえしなければ事故は防げるはずだという幻想があるようですがそんなわけはありません。
ましてそれが運転技術お低い私ならなおさらのことです。
3.歩く機会を失う
自家用車を買ってしまった以上は使わなければ損です(乗らずに放置しているとバッテリーがあがりますし)。
結果として、生活習慣病になりがちな運動不足の日々を送っている怠惰な生活を加速させてしまいます。
それでもなお自家用車を持った理由
1.自動車運転技能を習得したい
コストが高かろうと不合理だろうと、実際に運転しないことには自動車運転技能が身につくはずがありません。畳の上の水練です。
将来どうなるかともかく、現代社会では職業能力として自動車運転技能はとても有用です。
私も現状たまたま運転せずに済む仕事についているものの、転職を意識した場合、自動車運転を不可としてしまうと選択肢があまりにも狭められてしまいます(通勤手段にせよ、業務遂行に使うにせよ)。
かといって、転職活動を始めてから自動車を買って乗り回して運転を覚えよう、などと悠長なことは言っていられないことでしょう。
"必要ない知識は身につかない"は私の持論ですが、"必要"を適当にこさえてでも余裕あるうちに身につけておくべきだと考えました。
2.自己成長のために生活必要最低限を越える行動をとりたい
例えばゴルフコースに行く場合、自家用車がないととても不便です。
すくなくとも自転車でどうにかなるものではありません。
タクシーを使う手段もあるはずですが、そうした追加の手間を嫌う私の性格上、面倒が待ち受けているとわかるとやる気を失ってしまいます。
これはゴルフに限らず、もっと成長していきたいと思った場合に普段の生活(スーパーで事足りる領域)をこえる行動範囲の全般に言えます。
鋼の精神力を持っているとでもいうならいざしらず、しょせんは私です。
私自身が怠惰であることを承知した上で成長していくためには行動に伴うハードルを可能な限り下げる必要があります。
実際自家用車は広くハードルを下げてくれました。
自家用車について
車を購入したきっかけは転職を考えたときです。手始めにフリーペーパーの情報誌を読んでめくってみたところ、どれも自動車運転が必要な職種だらけでした。
運転が明らかに必要ないものは若い人材の方が重宝されそうで、学生と職の奪い合いになってしまうことでしょう(そして負けてしまうことでしょう)。
いざ自家用車を購入してみると今までは選択肢の外にあったさまざまの活動(最近で言えばゴルフ)に手が届くようになりました。
それまでは流行りから遠のいた趣味(武術など)ばかりで人とかかわる機会の薄い生活でしたが、他に思うところあったこともあり、自家用車の利を生かして世間で一般的な趣味(カラオケ、ボーリング、ゴルフ)に手を出して人との交流を試みていきました。
非合理でありコストがかかりリスクがあることを承知した上で、それを越えてでも手に入れたいものを手にするための有効な手段である以上、自家用車の運用はこの先も続けることになるでしょう。